↑娘からの似顔絵。
家でもよく似顔絵を描いてくれるんですが、似顔絵の中の「お母さん」はいつも笑っています。
道路族の事で娘には私の暗い表情を見せる事もあって申し訳ない気持ちを抱えていたんですが、似顔絵を見る度に
「似顔絵のようにいつも笑ってるお母さんにならなきゃいけないな・・・」
と戒められます。
このブログでも書いている通り、娘のさくらは小さい頃から人見知りする性格です。
近所の子供たちが道路で遊んでいる姿を見ても一緒に遊びたがったりする事はなく、
「お母さんとだけ遊びたい・・・」
と言って私にくっついて離れないような子でした。
最近さくらがよく言ってくれる言葉。
「さくらはねー、お母さんとお散歩に行ったり、公園に行ったり、自転車に乗ったり、お買い物に行ったり、絵本を読むのが好き。お家で遊ぶのが好き」
この言葉を聞く度にいつも涙が出てきそうになります。
この家に入居した時、さくらはまだ2歳で一緒におしゃべりする事も出来ませんでしたが、あの頃はさくらが5歳になってからこんなに「好き」という言葉を沢山言ってくれるなんて想像もしていませんでした。
さくらからもらうたくさんの「好き」という言葉を聞く度に
「悩んでたらダメだ・・・。さくらと楽しい時間を過ごす事を考えないと」
って自分に言い聞かせています。
さくらが4歳の時、道路族の事で私が泣くのをこらえていると、
「お母さん悲しいの?お母さんが悲しいとさくらも悲しくなる・・・」
と言って来た事があったんですが、その言葉を聞いた私は
「さくらに辛い思いをさせてまで私は何をしてるんだろう」
と自己嫌悪に陥りました。
子供って親の表情を本当に敏感に感じ取ります。
毎日毎日道路遊びの時間潰しをするのは大変だけど、時間潰しせずに家に帰って道路族に遭遇してしまうと私の心が不安定になり、その事でさくらにも嫌な思いをさせてしまうー。
そう思ったら、私にはもう道路族を徹底的に避けるしかありませんでした。
でも、時間潰しのお陰でさくらと公園に行ったり、お買い物に行ったり、保育園の絵本部屋で絵本を読んだり、さくらとの楽しい時間を沢山一緒に過ごす事ができました。
私のように道路族に悩まされている皆さんも今は終わりの見えない闇の中で苦しんでいると思います。
でも道路族に悩んで苦しんだ分だけ、きっと子供からの「好き」という言葉をたくさんもらえるようになるんだと思います。
だからやっぱり私はこれからも「子供と過ごす時間」「家族一緒に過ごす時間」を何よりも大切に過ごしていきたいと思っています。