私のように道路遊びに迷惑している人は
「どうやったら道路遊びがなくなるのか(解決できるのか)」
と日々頭を悩ませると思います。
私も雨の日以外毎日続く道路遊びと井戸端会議にかなりストレスをためていました。
ですが「近所だし角が立つから」と思い、直接言う(注意する)のはずっと我慢していました。
中には直接道路族に言いに行く人もいるようですが
「角を立てずに解決した」
というのは聞いたことがありません。
小学校や自治会、警察などから注意してもらったとしてもどの家が通報したのか道路族達は察知すると思うので、直接言わなかったとしても角は立つと思います。
近所と角を立てずにこちらの言い分を通すというのは、例えそれがどんなことでも(こちらが迷惑している事でも)本当に難しいと実感しています。
今の家に入居してから道路族による我が家への大きな被害は2度ありました。
一度目は我が家の張りたてのコンクリートをボールで削ったにも関わらず、
「私たち(道路族)の子供がやったんじゃない」
「向こうの団地からボールが転がって来た」
と嘘を付かれうやむやにされました。
(向こうの団地は道路遊びをしている子供はいません。そもそも小さな子供がほとんどいない10年前にできた住宅地です。)
2度目は物を壊されました。
物を壊されたことがきっかけになり、我が家の前で道路遊びをされると危ないという事をそれとなく相手に言う機会がありました。
それ以来、我が家の前での道路遊びを避けるようになりましたが(今は復活しつつあるけど・・・)、逆ギレして失礼な態度をとってくる道路族にイライラしたりしていました。
「こんなに嫌な気持ちになるなら道路遊びをひたすら我慢して何も言わない方が良かったんだろうか」
と後悔したりもしました。
道路族に睨まれると道路族たち全員と気まずくなったり素っ気ない態度をとられるようになります。
トラブルに直接かかわっていない道路族たちとも気まずくなったり素っ気ない態度をとられます。
道路族は決して道路族反対派に理解を示す事はありませんから。
私の経験から、道路遊びを解決しようとした方法と、その方法をとった場合の道路族たちの反応についてまとめてみました。
小学校へ通報したら道路遊びをやめる?
道路遊びの対策として「小学校へ通報する」という人は結構多いみたいです。
ですが、
「小学校へ通報して一時的には治まってもまた元通りになる」
「道路遊びをまったくやめなかった」
というケースがとても多いです。
これは小学校の先生たちがどのように注意をしたのかということと、そもそも道路族親の問題ですね。
もし小学校の先生が道路遊びをする子供に直接注意して下さったなら一時的に治まる可能性はあります。
ですが小学校の保護者全員にプリントやメールという形で注意した場合、道路族たちはそれを見ても「ふーん」と自分たちの事として考えられないので(そもそもプリントをちゃんと読んでいないかもしれないし)、名指しで注意しない限り道路遊びは治まらないと思います。
ただ、名指しで注意してしまうと
「道路で遊んで何が悪い!」
「誰が通報したんだ!」
と道路族親に逆ギレされて逆に道路遊びが酷くなったり、逆恨みされてしまう事もあります。
小学校へ匿名で通報したとしても誰が言ったのかは何となくバレてしまうものだと思います。
道路族と険悪になっても構わないなら小学校から注意してもらうのもありですが、近所と険悪になるのが嫌なら小学校への通報は角が立ってしまうと思います。
「小学校の先生が夕方直接道路遊びの様子を見に来て注意して下さった」
というケースもありますが、そうなると余計
「近所の誰が小学校へ行ったんだ!」
となってしまいますしね。
名指しで注意されてもまた復活してしまう道路遊びなので、先生に直接現場で注意されたとしてもその内また道路遊びが復活してしまう可能性はかなり高いと思います。
自治会へ相談する
我が家の場合、「自治会へ相談する」という方法を思いついたのは主人でした。
「オレから自治会長へ言おうか?」
と主人から提案され、最初は悩みましたが、入居して3年目から道路族メンバーが増え、さらにひどくなった道路遊び&井戸端会議に限界を感じていました。
道路族自身でさえ
「メンバーが増えすぎてどうしようかと思っていた」
と言っていた人がいたくらいです。
ただ、
「道路遊びをやめてほしいという苦情があった」
という形で言うとそれこそ誰が言ったのかすぐに分かってしまうと思ったので、誰が言ったのかは匿名で
「自治会長さんからのお願い」
という形で言ってもらいました。
総会や草取りなど、自治会の人が集まる機会がある時にみんなの前で言ってもらうのが一番良いと思います。
ただ、我が家の自治会の場合は自治会長さんが結構年配の方で小さな子供はいらっしゃらなかったので、そんな方が「道路遊びをやめてくれ」というのはもしかしたら道路族たちからしたら違和感を感じたかもしれません。
ちなみに自治会長から注意してもらった後、道路遊びはまったく治まりませんでした。
小学校、自治会へ相談するという経験を経て感じた事は、道路遊びは「誰かに注意してもらう」という方法では解決するのは難しいんだと思いました。
道路遊びをしている子供に注意する
子供に直接注意する、という人もいらっしゃいます。
私も入居して1年目の冬、道路遊びをしている小学生の男の子が我が家の前でフリスビーをビュンビュン飛ばして遊んでいる時に
「ここでフリスビー投げたら車に当たって危ないから公園に行ってね」
と言った事があります。
その男の子はキョトンとした顔をするだけで、無言で立ち去っていきました。
その後も相変わらず道路でフリスビーを投げたりボール遊びをし続けました。
道路遊びをするのが当たり前に育った子供は一度やんわり注意したくらいではやめてくれません。
やんわり注意した所、
「うるせえクソババア!」
と言われ、その後も相変わらず道路でボール遊びを続けてボールが車に当たると逃げるようになったというケースもあります。
「子供に何度も注意し続けたらその内我が家の前で遊ばなくなった」
という人がいますので、子供に直接注意して道路遊びをやめさせたいならやんわりとではなく、強めの口調で根気強く何度も注意しないと解決しないようです。
ただその場合、道路遊びをしている子供の親と険悪になる事間違いなしですが。
親に直接苦情を言う
「親に直接苦情を言う」という方法は一番避けてしまいがちですが、我が家は物を壊された事で最終的に直接言う事になりました。
我が家が直接「ここで遊ばれると危ない」という事を伝えた事で、我が家の前で遊ぶ頻度は減りました。
直接言いにいくのは道路遊びをやめてもらう一番手っ取り早い方法かもしれません。
ただ、その後は素っ気ない態度をとられたり険悪になったりするのは避けられません。
道路族は自分たちの非を認めて素直に謝罪してくることはなく、むしろ不満な態度をとって来ますので。
そもそも人の家の物を壊して嘘付いたり知らんぷりするような人達ですからね。
例えその場では謝ってきたとしても、それ以降は逆ギレされる可能性大です。
我が家の場合もボスママ、ボス旦那、子分ママに嫌な態度をとられたり睨まれたり無視されたりしました。
人の家の物を壊したら謝って反省する-。
そんな当たり前の事が出来ない人たちなんだと分かった時には衝撃でした。
道路族たちと何かトラブルがあった時、相手は間違いなくこちらが望むような態度はとってこないです。
ひどい場合は逆に嫌がらせとして道路遊びがますますひどくなったというケースもあるようです。
「道路族に迷惑している」人と「道路で遊ぶのが当たり前」の人とではそもそも根本的に価値観が合わないので、その後も仲良く付き合うなんて事は難しいです。
そもそも子供が道路で遊ぶのは親たちが道路で井戸端会議するせいもあるので親たちが改心してくれないと子供の道路遊びを解決するのも難しいです。
すっきり解決するのは難しい
道路族とのトラブルとその後の経過の実体験から、道路族に直接言うにしろ小学校や自治会に言うにしろ、近所と角を立てずに解決、というのは本当に難しいなと思いました。
「道路族の親とかなり親しくなってこちらのお願いとして道路遊びをやめてもらう」
という解決策を提案する人もいますが、そもそも迷惑をかけられている人とそんなに親しくなる事自体が非現実的ですし、道路族と親しくなれば余計道路遊びをやめてほしいとお願いしにくくなると思います。
どんな解決方法をとったとしても100%スッキリ解決するというのはとても難しいと思います。
道路遊びをやめてほしいなら道路族と険悪になっても構わないという気持ちで相談したり直接言ったりするしかないです。
それが嫌なら自分ちの物を壊されようが、車にボールをぶつけられようが我慢して子供たちが大きくなるまで待つしかない。
理不尽ですが、道路族たちと角を立てたくないなら我慢し続けるしかないと思います。
「自分の子供も大きくなったら一緒に遊ぶかもしれないし」
と思って我慢している方もいらっしゃるかもしれません。
我が家も娘がまだ2~3歳の頃はそう思っていました。
ですが、道路遊びというのは「遊ぶ子」と「遊ばない子」がハッキリと分かれています。
道路で遊ぶ子はずっと遊びますが、道路で遊ばない子は大きくなっても遊びません。(近所の小学生の男の子でいつも公園で遊んでいる子がいるので)
私の娘(5歳)も「庭か公園で遊んでね」というときちんと言う事を聞きます。
娘が5歳になった今、
「道路族たちと今後遊ぶ事はないな」
と確信できるようになってきました。
我が家が散々迷惑かけられてきた道路遊びを我が子にさせたいとも思いません。
我が家はこれからも道路遊びは一切せず、今まで通り公園や河川敷で思いっきり子供を遊ばせます。