新興住宅地での近所付き合いは独特です。
同じ世代の母親、子供たちが集まるので道路遊び&井戸端会議の様子を嫌でも見せつけられる。
そして、我が家のように新興住宅地の角地に家を建ててしまうと道路族の被害に遭ってしまうのでもっと悲惨です。
そんな新興住宅地の道路族に嫌悪感を感じながらも、最初は
「近所だし、頑張って話しかけてみた方が良いんだろうか」
「私だけが近所と馴染めていないんじゃないか」
という焦燥感に駆られました。
さすがに道路族たちの井戸端会議に加わる事はありませんでしたが、私が家の外に出た時に近所の人を見かけた時は積極的に挨拶したり、向こうが話しかけてこられた時には会話したりする事はありました。
ですが道路族による大きな被害を2度受け、その後はタチの悪い道路族から睨まれたり徹底的に無視されたりし続けました。
そんな態度を見ている内に
「なんでこんな人たちと仲良くしようとしてたんだろう。もういいや」
と気持ちが吹っ切れました。
今でも道路族に会うのは嫌ですが、昔のように道路族を見て打ちのめされ、家で泣いたりひどい動悸が襲ってくる事はほとんどなくなりました。
こんな感じで気分的にだいぶ立ち直れてきた私ですが、気持ちを立て直すまでに3年もかかってしまいました。
近所というのは家を引っ越さない限りずっと「近所」です。
近所なので遭遇する事もありますし、地域の行事で顔を合わせなければならない事もあります。
もし近所以外で嫌いな人がいても「会わない」という選択をとる事ができますが、近所の場合は完全に「会わない」ようにする事はほぼ不可能です。
私は入居して1~2年の間はネットで同じように道路族による道路遊び&井戸端会議に悩んでいる人や、近所付き合いが上手く出来ずに悩んでいる人たちのカキコミを検索してよく読んでいました。
同じような心境の人の体験談を読む度に
「分かる・・・。この人も私と同じ気持ちなんだ。」
と共感し、気持ちが慰められました。
そんなネットのカキコミの中で私が特に印象に残っている言葉を並べてみました。
近所付き合いを経験してきた人たちの言葉
これは道路族に悩んでいる人だけではなく、「近所と仲良くなれない」「近所に馴染めない」と不安や焦りを感じている人の悩み相談に対する回答の中に書かれていた言葉です。
「近所と仲良くなり過ぎて関係がこじれてしまうよりマシ」
「近所付き合いは物足りないくらいがちょうど良いです」
「道路族以外の近所の人と仲良くなれますよ」
「みんな仲良さそうに見えても中では派閥とか色々ありますよ」
「今は先の事まで想像できないかもしれませんが、子供が大きくなってくると近所よりも学校での繋がりの方が深くなりますよ」
「近所付き合いは流動的。年月とともに変わっていく」
「近所で嫌な人がいたって普段関わりがなければその内忘れる。それよりも子供が同学年で関わりが深くなる方が後々までずっとわだかまりが残る」
「幸せは常に家の中にあります」
近所付き合いを経験されてきた先輩ママたちの言葉を今でも時折思い出します。
ネットでは近所付き合いに悩んでいる人や、近所とは仲良くなり過ぎない方が良いと思っている人が大勢います。
でも現実世界(自分の近所)では表面的な部分しか見えないのでみんな仲良くしているような気がして焦ってしまうんですよね。
ちなみに私は自治会の行事で道路族以外の近所の人と話す機会があったんですが、その人が
「近所の人が話している姿を見ていると私も仲良くしないとって焦ってしまう」
とおっしゃっていて、
「私だけが近所に馴染めないと悩んでいるんじゃないんだ」
と思った事があります。
今後の近所付き合いに対する考え方
新興住宅地に引っ越してきて4年目になりましたが、近所付き合いは悩みすぎなくても自然となるようになっていくんだろうなぁと最近では思っています。
ちなみに私はタチの悪い道路族とは関わる気はありません。子供も学年が違いますし、今後も関わる機会はないと思います。
近所の道路族以外の人達とのご近所付き合いがこれからどうなっていくのか分かりませんが、私の子供と同学年のお宅もあるので、その方たちとはその内関わることも出てくるのかなぁと思っています。
もしかしたら思いがけず親しくなるのかもしれないし、まったく付き合いがないまま子供が大きくなるのかもしれない。
「近所付き合いはなるようにしかならない。無理しても続かない」
そういう事が分かってきたので、自分から積極的に近所付き合いをして行く事はこれからもないと思います。
焦らず、自分のペースで過ごすのが一番だと思っています。