羽生選手の国別対抗のフリーのリカバリー、凄かったです。
四大陸選手権のリカバリーよりもさらにレベルの高いジャンプ構成でのリカバリー。
最後の3ルッツ→3アクセルのリカバリーは残念ながら失敗してしまいましたが、「リカバリーしよう」という気迫がすごいです。
後半の4トーループ-1ループ-3トーループのリカバリーも「えぇ~っ?!」って感じ。
演技が終わった後、高揚感というか胸がドキドキしてしまいました。
道路遊びの動悸以外でドキドキしたのは久しぶりです(苦笑)。
「失敗があったのにもう一度演技を見たい」と思える本当に貴重な選手だなぁと思います。
得点こそ200点ギリギリでしたが、こういうエキサイティングできる演技ってもう得点なんかどうでも良くなります。
浅田真央選手のソチ五輪のフリー演技みたいに。
ジャンプのエッジがどうだ、着氷のバランスがどうだとか細かい事がどうでもよくなる。
記録(金メダル)に残る選手なんてたくさんいますが、一生記憶に残るような選手はわずか。
浅田真央選手もそうですが、羽生選手も常に難しい事、誰も挑戦した事のない事に挑戦しようとする意気込みに惚れます。
昔「ワンモアジャンプ」という漫画が大好きでした。
主人公の七瀬帝はトリプルアクセルが得意な選手で五輪のショート・フリーでトリプルアクセルを成功させます。
五輪のフリーでは土壇場で4回転も成功させてしまいます。
浅田真央選手が活躍するずっと前に連載されていた漫画なので、浅田選手が出てきた時には「七瀬帝みたいな子が出てきた!」とびっくりしました。
浅田選手や羽生選手は漫画の主人公のように見る人を感動させたりエキサイティングさせる魅力があるので演技を見るのがやみつきになります。
こういう演技に出会う度に「フィギュアスケート好きで本当に良かったなぁ」と心底思います。
疲れた私の心に潤いを与えてくれます。